ミーハー人間 アナログ人間

豊かな暮らしをしなければ、貧しい生活の苦しみも感じなかったのにね。

生まれた時から足りないものなど無い時代に、何を求めて生きればいいのか。

 

怒りや悲しみ、苦しみは一体どこに捌け口があるのだろう。

価値もない、意味もない。

わたしの存在は一体何?

誰か必要としてるの?

どこにわたしを待っている人がいるの?

わたしが探しに行かなければ出会わずに終わってしまうの?

あなたはどこで待っているの?教えてよ。

時は流れていく

わたしは変わらぬままこのままなのだろうか。

変化を求めて自分でけしかけたことも全て経験談として保存されていく。

別にそれが失敗でも後悔でもない。

ただ、もうこれ以上の寿命は欲しくない。

運命も自分で切り開いてきた過去がすべて決められている道なら、今からしようとしている選択も受け入れて進むしかないでしょ。

灰色の世界はやがて真っ黒な景色に変わっていくだろう。

自分が望む、望まないに関わらずそうなる定めなのだと…。

人造人間

海外では自分の手の甲にICチップを埋め込んでそれをセキュリティコードにするらしい。

扉の前で手をかざせば指紋認証のように読み取り、開く仕組みなんだとか。

同じようにペットの首にGPSを埋め込み、迷子になった犬や猫が飼い主の元に戻れるようにするためだそうだ。

 

これらの話を聞いた時は自分が生きている間に、まさかSFのような世界が現実になるとは想像できなかった。

近い将来、人間かロボットかの区別がつかなくなるのではないか。

異物を体内に入れるということは拒絶反応で副作用も出るのだから、賛否両論あるだろう。

しかし、これは美容整形と何ら変わらないのではないだろうか。

わたしが生きている間はわからないが、そのうち自分の体を機械のように好きにカスタマイズして環境の変化により対応できるような高度な物に仕上がっていくだろう。

もはやドラえもんの世界である。

わたしがもし、カスタマイズするのなら感情や神経の伝達回路を全て無効にするようプログラムするだろう。

喜怒哀楽もなければ痛みも知らない人間…いやロボットかな?

 

一期一会

桜を見ると悲しい思い出が蘇る。

袖振り合うも多生の縁

一期一会

 

別れるために出会ったのなら知りたくなかったこの痛み…嫌と言うほど味わったのに同じことの繰り返し。

出会いは偶然

別れは必然

多分、あなたとの思い出は時が経つほど美化されていくものだからきれいなままなんだろうね。

手が届かないから美しく尊い…。

桜も同じ。

一年に一度しか咲かない上に二週間ほどで散ってしまう…

だからこそ儚く美しく尊い

 

今年もきっと桜を見てはあなたを思い出し、涙を流すことだろう。

誰も救えず、救われず。

 

大人になると

新鮮味が薄れ、大体想像通りの感動、体験に遭遇し未知なる領域に足を踏み入れなければ新たな世界もひらけないのだろう。

概念自体を創り出すことから始めるらしい。

まぁ、いつの時代も常識を覆してきたのは変人と呼ばれる人々だしな。

既存の常識では突拍子も無い発想なんて出るはずもない。

生まれた時からの刷り込みってすごいね。異質な考え方、人間は受け入れてもらうまでに時間がかかるからね。

でも少数派が多数派になればそれは普通であり、新たな常識になる。

不必要なものは自然淘汰されていくのだろうから、後に残ったものをみれば納得がいくだろう。

そうやって時代は流れていく。

自由が自由だと感じない時代へ突入していく。

 

人に決定権を委ねる奴ら

「どうする?」といって自分では判断しない。

「〜したほうがいいんじゃない?」というなら自分から指示を出せばいい。

選択肢を出すくせに自分では決断しない。

そうすれば後で相手が決定したことだから、わたしは提案しただけで責任逃れできるからね。

ほんとにずるくてイライラする。

だからわたしは無言を貫いた。

だってやりやすく感じるかは人によって違うから。

一つのやり方がどうしてすべての人に同じようにやりやすいと感じるのだろう。

何故そんなに杓子定規なのだろう。

頭でっかちで嫌になる。

つくづく人間は嫌いだなーと再確認する。

早くAIが人間を支配すればいいのに、と思う。